■英文記録34(英英定義)

■ほかのすべてに先駆けて話す話題を、(優先事項)と表現することができます。
The topic you discuss before all the others can be described as first up.

■何かが、隙間ないほど完全に一杯になっているとき、それは(ぎゅうぎゅう詰めの)と言います。
When something is filled completely with no space left, it is jam-packed.

■危険な状態に対処がなされていないとき、それは(いつ事故になってもおかしくない状況)です。
When a dangerous situation has not been addressed, it's an accident waiting to happen.

■限界点を見つけるため、人やシステムに対して圧力を加えるとき、あなたは(限界点を探る)をします。
When you apply pressure to a person or system to find its breaking point, you test its limits.

■あなたが何かに確信を持っているとき(疑いの余地はない)と言えます。
When you are certain of something, you can say "There's no doubt about it."

■全員が同じ理解や同じような物の見方を共有しているとき、彼らはみな(共通認識を持っている)だと言えます。
When everyone shares a common understanding and a similar point of view we can say they are all on the same page.

■正確ではない数字は(概算、大まかな数字)です。
Numbers that are not exact are rough figures.

■人々がうまく一緒になって働いているとき、彼らは(うまく連携している)だと言えます。
When people work together well, we can say they are joined-up.

■直ちに出発するとき、あなたは(すぐに出発する)をします。
When you leave quickly you head straight out.

■ある場所が主要な、あるいは人の多い道筋から離れたところにある場合、そこは(閑静なところにある)です。
If a location is away from the main or popular route, it is out of the way.

■別の場所に行く途中で急いでどこかを訪れるとき、あなたは(立ち寄る)をします。
When you visit somewhere quickly on your way to a different place, you stop by.

■感謝してる時や、仕事のことを話す際に丁寧に言いたいとき、それを(喜んで・謹んで)すると言えます。
When you are grateful or you want to be polite when talking about a task, you can say you are pleased to do it.

■高みから何かを素早く、または詳細まで踏み込まずに確認するとき、あなたは(調べてみる)をします。
When you review something at a high level, quickly or without working through all the details, you take a look.

■電話でしか話したことのない人と会うときに、あなたは(顔と名前を一致させる)をできます。
When you meet someone that you have only ever spoken to on the phone you can put a face to the name.

■隣り合って列に並べられている物は(整列している)ということです。
Things that are arranged in lines next to one another are in rows.

■仕事が進展したとき、あなたは物事を(前進させる)ことをしたと言えます。
When your work has achieved progress, you have moved things forward.

■何かについてもう心配しなくてもいい時、(ほっとする)と言えます。
If you can stop worrying about something, you can say, "It's a relief."

■何かがどんどん少なくなっているとき、あなたにはそれが(不足している)ということです。
When you find that you have less and less of something, you're running short of it.

■目標の期日が先に動かされると、それは(延期する)されたことになります。
When a target date is moved into the future, it is pushed back.

■計画が成功したとき、それは(大成功する)したと言えます。
When a project is successful, we can say that it has come off well.

■英文記録33-247

■UNIT25 プロジェクトの計画・立ち上げ ⑤進捗状況を確認 「形になってきたね」
■マルコ:お久しぶりですね! またお会いできてうれしいです。
■ニール:そうだね、申し訳ない。旧データセンターのことでずっと忙しくて。毎日のように火消しをして回っているよ。ここが稼働し始めればほっとするだろうな。
■マルコ:パウエルも同意するでしょう。彼もプレッシャーを感じています。でも、ここの進捗具合をご覧になれば驚かれると思いますよ。
■ニール:いいね。楽しみだよ!
Marco: It's been a while! Great to see you again.
Neil: Yes, sorry. The situation in the old data centers is keeping us busy. We're fire-fighting daily. It'll be a relief to see this place come into operation.
Marco: I'm sure Pawel would agree. He's feeling the pressure too. But you'll be surprised at our progress here, I think.
Neil: Great. I can't wait!

■ニール:おお。確かに! 様々なことが本当に形になり始めている。
■マルコ:今、ケーブルが不足していますが、注文してあります。今のところは予定通りです。
■ニール:すばらしい報告だね。必要な人材はそろっているかな?
■マルコ:パウエルが彼の支社の専門技術者を何人か派遣してくれてますし、ここのスタッフの手を空けるためにほかのプロジェクトのいくつか延期することが出来ました。
Neil: Wow. You're right! Things are really starting to take shape.
Marco: We're running short of cables at the moment but they're on order. Right now we're on schedule.
Neil: That's excellent news. Do we have the necessary people lined up?
Marco: Pawel's going to send down some of this specialists, and we've been able to push some other projects back to free up staff here.

■パウエル:進行状況を教えてくれてありがとう、ニール。前進していると聞くのはいいものですね。
■ニール:いやいや。マルコは本当にここで万事を取り仕切っているけれど、君の助力がなければ苦境に陥っていただろうから、ありがとう。
■パウエル:まあ、これが大成功するのを見ることがみんなの利益になりますから。
■ニール:そうだね、それに全員が一つのチームとして仕事をしているのも素晴らしいね。結局、それが一番大事だよ!
Pawel: Thanks for letting me know how it went, Neil. It's certainly good to hear we're making progress.
Neil: No problem. Marco is really keeping on top of things down here, but he'd be up against it with out your help, so thanks for that.
Pawel: Well, it's in everyone's interest to see this come off well.
Neil: Certainly, and it's great to see everyone playing as one team, too. That's what it's all about!

■~を忙しくさせている、~に暇を作らせない ①keep ~ busy
X keep Y busy で、「XがYを忙しくさせ続ける、XのせいでYはいそがしい」という意味になります。I'm busy. は「私は忙しい」ですが、上司に仕事をさせられて忙しいなら、He is making me busy. 、絶え間なく仕事を与えられているなら、He is keeping me busy.と表現できます。主語はもちろん「物」でもOK。 The new project is keeping us busy. で、「我々は新しいプロジェクトに忙殺されている」となります。
(フランクは年度末会計に取り組んでいます。そのせいで彼は本当に忙しいんです!)
Frank is doing the year-end finances. It's certainly keeping him busy!

■…でほっとする、…で安心する ②It's a relief ...
reliefは「安心、安堵」という名詞で、It's a relief ... で「・・・で安心した、ほっとした」という意味になります。例えば、It was a great relief to see him recovered. (彼が回復したのを見てとても安心した)のように使います。何かほっとするようなことを聞いて一言、「あ、それなら安心だね」と返したいときには、That's a relief. が定番です。
(この報告書にはすごく時間がかかっているので、おわったらほっとするだろう)

■形になる、具体化する ③ take shape
日本語でも「形が整ってきた」と言いますが、take shape はその語感に似た表現です。例えば Our plan is beginning to take shape.(計画が具体化し始めた)Nothing is taking shape.(何も形になっていない)のように使います。
(目標に向かって努力し続ければ、すぐにいろいろなことが形になってくるでしょう)
If you keep working towards your goal, soon enough things will take shape.

■~が不足している、~が少なくなっている ④ run short of ~
このshortは「短い」ではなく「不十分な」という意味。run short of ~ (~が残り少なくなっている)という形で使われます。be running out of ~ もほぼ同義です。
(コピー用紙が少なくなってきています。発注していただけますか?)
We're running short of copy paper. Could you place an order?

■~を遅らせる、~を延期する ⑤ push back ~
これを文字通り「後方に追いやる」というイメージでとらえられる表現。We may have to push the meeting back to 3 p.m.(会議を3時にずらさなければいけないかもしれない)、Is it OK to push back the appointment to June 20?(約束を6月20日に延期してもいい?)のように使います。
(このプロジェクトの人員をまだ手配できていないので、期限を先延ばししないとならないでしょう)
We can't staff this project yet; we'll have to push back the end date.

■最新情報を把握している、万事を取り仕切っている ⑥ keep on top of things
Keep on top of ~ は、「~の情報・動向を常に把握している」「~を常に掌握している」という決まり文句です。例えば、We need to keep on top of what's happening in the industry.(業界内で何が起きているかを常に把握しておかなくてはいけない)のように使います。~にthings(いろいろな物事)を入れれば、「常に万事を把握している」「万事を取り仕切っている」という意味になります。
ヴァレリーはいつも万事を把握しているね、彼女は優秀な秘書だ)
Valerie always keeps on top of things she is an excellent secretary.

■苦しい状況である、八方ふさがりである ⑦ (be) up against it
(be) up against ~は「~(困難など)に直面している、ぶつかっている」という意味。例えば、He's up against his boss.(彼は上司とぶつかっている「意見が衝突している」)のように使われます。しかし、He's really up against it.のようにitがつくと「非常に困難な目に遭っている」、「八方ふさがりの状況になっている」という意味になります。つまり、He's in trouble. He's in great difficulties. と同義です。
(我々の今週の目標を達成するために苦労していたが、さらなる遅れの発生でいよいよ苦境に陥った)
We were already struggling to meet this weeks target, but with this extra delay we're really up against it.

■とてもうまくいく、大成功する ⑧ come off well
come off は、口語で「実現する、成功する」という意味になります。例:The surprise party came off just as planned.(サプライズパーティは計画通り実現した。)。これにwellを足せば「非常にうまくいく、大成功する」ということになります。Everything came off well.(すべてうまくいった)は、Everything turned out well, あるいは、Everything worked out well. と言ってもほとんど同じ意味になります。
(当社の売店は多くの客を引き付けた。印象的なディスプレーが大成功だった)
Our stand attracted many visitors. The dramatic visual display really came off well.

■コープ・プロジェクトはうまくいってるようだね。---ええ、形になりつつありますよ。
The Kope project seems to be looing good. --- Things are taking shape yes.

■暖かくなるのが待ち遠しいよ。---そうね、冬が終わればほっとするでしょうね。
I can't wait for warmer weather. --- Yes, it'll be a relief when winter ends.

■チャールズは仕事があんまりないことで不平を言い続けてるよ。---まあ、この新しいプロジェクトで忙しくなるでしょう。
Charles keeps complaining about not having enough work. --- Well, this new project will keep him busy.

■スーパーに行くんだ。何か必要なものはある?---バターが少なくなってきているの。買ってきてくれる?
I'm going to the supermarket. Do you need anything? --- We're running short of butter. Can you get some?

■この商品の生産の開始を遅らせる必要がある。
We need to push back the production launch of this product.

■彼はもう6か月も失業している。とても困窮している。
He's been out of work for 6 months now. He's really up against it.

■このパーティは大成功すると思う。
I think this party will come off well.

■私がバンコクにいる間、いろいろなことに目配りをしておいてくれるかな。
Can you keep on top of things while I'm in Bangkok?

■英文記録32-239

■UNIT24 プロジェクトの計画・立ち上げ ④現場の責任者に会う 「経験を生かさなくては」
■マルコ:こちらはタカ・ウエダです。このフロアの配置をどうするかを彼が見てくれています。
■タカ:お会いできてうれしいです!
■ニール:やっと会えてうれしいよ、タカ。顔と名前を一致させられるのはとてもうれしいことだ。
■タカ:どうも、ニール。実は、僕たちがまとめた計画にアイデアを提供してくれたことにお礼を言いたいと思っていたんです。
Marco: This is Taka Ueda. He's been taking a look at how we arrange the floor space.
Taka: Nice to meet you!
Neil: Good to meet you at last, Taka. It's great to put a face to the name!
Taka: Thanks. Neil. Actually I've been wanting to thank you for your ideas on the plans we put together.

■タカ:機器をこんな風に数列に並べて配置すると、機械の間を空気が通りやすくなります。
■ニール:これからもっとスペースが必要になった場合はどうなる? ワルシャワですでに学んでいることは、考えに入れておかねばならない。
■マルコ:そうですね。あのセンターが作られたとき、誰も今のような状況になるとは予想していませんでしたし。
■タカ:大丈夫でしょう。QAフロアはかなり頑丈です。天井の高さも現状で必要な高さよりあります。
Taka: If we arrange the equipment in rows like this, it'll be easier for air to flow between the machines.
Neil: How about if we need more space in the future? we have to take on board what we've learned already in Warsaw.
Marco: That's true. When that center was built, nobody would've expected the situation we have now.
Taka: It should be fine. The raised floor is pretty strong. This room is also taller than we need right now.

■ニール:この件に尽力してくれてありがとう、タカ。
■タカ:どういたしまして。この段階でチームに加われるのはうれしいですよ。
■マルコ:今日はだいぶいろいろなことを前に進めたと思いますよ。
■ニール:そういうことだね。じゃあ、いつもマルコが話している素晴らしいイタリアンレストランのいくつかを利用してみるのはどうかな。
Neil: Thank you for your hard work on all this, Taka.
Taka: No problem. It's great to be part of the team at this stage of the process.
Marco: I think we've really moved things forward today.
Neil: That's the idea. Now, how about we take advantage of some of these excellent Italian restaurants Marco is always telling us about?

■もうちょっと見てみる、調べてみる、確認する ①take a look
名詞のlook を使ってtake a look や have a lookというと、「ちょっと見る、さっと見る」というニュアンスになります。
「何を」みるかはat ~で表現します。また、lookの前にgood(十分な)、careful(注意深い)、close(綿密な)などの形容詞を置けば、「じっくり見る」になります。
(恐らく、今日全部やる時間はないと思うのですが、ちょっと見ておきます)
I probably won't have time to do the whole thing today, but I will take a look.

■顔と名前を一致させる、名前だけ知っている人に実際に会う ②put a face to the name
名前だけ知っていたとか、メールや電話でやり取りはしていたけれど、面識はなかった人に実際に会った時、It's great to put a face to the name.
(とても頻繁に電話で話していた販売部長とついに会い、ようやく顔と名前が一致して嬉しかった。)
It was great to meet our sales director after speaking so often on the phone, and finally put a face to name!

■組み立てる、(考えなどを)まとめる、企画する ③ put together
put together は「寄せ集める、組み立てる」から広がって、「アイデアや意見を集約する」、「(原稿などを本に)編集する」、「(出し物などを)企画する」など、いろいろな意味で使われます。例えば、「展示会用に新しいパンフレットを作らなきゃ」
(We need to put together new brochures for the exhibition.) ここで、put together は、make や prepare と同義で使われています。
(来週の会議のためのデータをまとめる機会をまだ持ててない)
I haven't had a chance to put together the data for next week's meeting yet.

■数列になっている、きちんと列に並べられている ④ in rows
row は「列」で、in rowsは「数列に(きちんと)並べられた状態である」ということ。例えば The new products are lined up in rows. 「新製品が列にきちんと並べられている」という意味。単数形で in row とすれば「一列になっている」。
例:彼らは外で一列になって待っていた。 They all waited outside in a row.
in a row には「連続して」という意味もあります。
例:彼らは5年連続でタイトルを獲得した。They won the title five years in a row.
(このプログラムは、データと支店名を列に並べて表示します)
This program displays the data with the branch names listed in rows.

■現段階で、現時点で ⑤at this stage of the process
直訳すると「一連の過程の中のこの段階で」ですが、要は、at this stage(現段階で)、at this time(現時点で)ということ。回りくどいですが、「プロジェクトの進捗を意識していますよ」という気持ちを表すフレーズです。proces の他にphase(局面、段階)を使うこともあります。
(現時点で我々にできるのは彼らのフォローを続けることだけです)
Following up with them is really all we can do at this sage of the process.

■~を前進させる、~を進展させる ⑥move ~ forward
文字通り、「前へ動かす」、すなわち「前進させる、進展させる」という意味で、言い換えれば、resoleve issues and make progress (問題を解決して進歩する)ということ。会話例では moved things forward で「いろいろなことを前進させた」=「いろんな進展があった」という意味で使われています。
(今朝の我々の働きで物事がかなり進展したので、今では明確な計画が立っている)
Our work this morning has really moved things forward; we now have a clear plan.

■そういうこと。その調子。それが大事。それが狙い。⑦ That's the idea.
That's the idea.は「それこそが考え方です」=「そういうこと」。会話で、自分が伝えたかったことを相手がしっかりつかんでいると感じたとき、相槌として That's the idea. (そうそう、そういうこと。よくお分かりですね)といったりします。何かを教えてあげて、相手がそのコツをつかんだように思えたときにも、That's the idea! (その調子!)と励ますことができます。
(この取引で利益を上げられるだろう、それが狙いだ!)
With this deal we'll make a profit, and that's the idea! 

■~をうまく利用する、~を生かす、~に大いに活用する ⑧ take advantage of ~
take advantage of ~には「自分の都合のいいように利用する」というニュアンスもあり、Don't take advantage of her kindness. (彼女の好意に付け込んじゃダメだよ)のようにも使いますが、ビジネスなどの場面では「機会を十分に生かす」「大いに利用する」という意味でも使います。We should take advantage of the night view from this table.(このテーブルから見える夜景を大いに楽しまなくては)という表現も可能です。
(市場におけるわが社の確固たる地位をうまく利用することが重要だ)
It's important that we take advantage of our strong market position.

■今夜は何を計画しているの?---ええと、友達のためにちょっとしたディナーパーティを企画しているんだ
What are you planning to do tonight? --- Well, I've put together a little dinner party for some friends.

■じゃあ、どちらのフロアも開発部用ってこと?---うん。そういうことなんだ。
So both floors will be for development, is that right? --- Yes. That's the idea.

■経営陣の会議は何時から?---スケジュールを確認してみます。
What time is the management talk on? --- Let me take a look at the schedule.

■このプロジェクトは費用がかなり掛かりそうですか?---現段階ではまだわかりません。
Is this project going to be expensive? --- At this stage of the process, it's difficult to tell.

■ジョンに会えた今、ようやく名前と顔が一致した。
Now that I've met John, I can finally put a face to the name.

■その箱を床に並べてください。
Place the boxes in rows on the floor.

■物事が前進したら支払いの件もお願いします。
We can talk about payment when we've moved things forward.

円高をうまく生かさなきゃ。
You should take advantage of the strong yen.

■英文記録31-231

■UNIT23 プロジェクトの計画・立ち上げ ③建設予定地を訪問 「アクセスがいい場所ですよ」
■マルコ:こんにちは、ニール。調子は?
■ニール:上々だよ、ありがとう! ここまでの旅はすごく楽だったし。
■マルコ:良かった。すぐに出発しましょうか?
■ニール:そうだね、直ちに取り掛かろう!
Marco: Hi Neil. How's it going?
Neil: Great, thanks! The trip was very smooth.
Marco: Good stuff. Shall we head straight out?
Neil: Sure, let's hit the ground running!

■ニール:なるほど、ここなんだね! うちの新しいデータセンターの建設地は。
■マルコ:そう! 御覧の通り、静かで人里離れた場所にありますが、幹線道路や鉄道の駅からはアクセスしやすいですよ。
■ニール:完璧だね。素敵な田園地帯じゃないか。
■マルコ:ええ、きれいですね。ここに建設するのは気が咎めるくらいです、本当に。でも新しい働き口が増えることは、地元のコミュニティにもよく受け止められるでしょう。
Neil: So this is it! Our new data center location.
Marco: Yup! As you can see, it's quiet and out of the way but easy to access from the main road and railway station.
Neil: Perfect. It's lovely countryside, isn't it?
Marco: Year, it's beautiful. Almost a shame to build here, really. But new jobs will go down well with the local community.

パウェル:どーも、ニール。折り返し電話をくれてありがとう。今日の訪問はどうだったかと思って。
■ニール:どういたしました。いや、すごくうまくいったよ。素晴らしい場所だ。いつか、ここに来て見てみるといいよ。この計画について君の考えをきかせてほしい。
パウェル:それは本当にいいですね。今月末にそちらに立ち寄るつもりだったんです。サービスをどう移管し始めるかをマルコと話し合うために行かなければいけないので。
■ニール:彼はここでやっていることすべてで手いっぱいのようだけど、きっと君に逢えたら喜ぶだろう。
Pawel: Hi Neil. Thanks for calling back. I just wondered how the visit went today.
Neil: No problem. It went really well, actually. It's a great location. You should come down and see it some time, share your ideas on the plans.
Pawel: That'd be great actually. I was thinking of stopping by at the end of the month. I have to come down to discuss how we're going to start moving services with Marco.
Neil: It seems he's got his hands full with everything we're doing here, but I'm sure he'll be pleased to see you.

■すぐに出発する ①head straight out
head out だけで「出発する」という意味ですが、ここにstraight が加わって「すぐに出発する」ということになります。head straight off と言っても同じ。 off や out は「今いる場所から離れる」という意味で使われています。
(今日はたくさんの支店を訪れることになっているから、すぐに出発しよう)
We have a lot of branches to visit today, so let's head straight out.

■直ちに取り掛かる、しっかり取り組む ②hit the ground running
hit the ground running は文字通りの「走りながら着地する、着地するや否や走り出す」というイメージから、「首尾よく仕事に着手する」という意味で使われる慣用表現です。また「最初から全力で取り組む」というような意味合いもあります。「早速取り掛かろう」ならLet's hit the ground running. Let's get on with it. と言っても同じです。
(彼女は無駄にせず、直ちに仕事に取り掛かった)
She wasted no time and hit the ground running.

■見ての通り、お分かりのように ③as you can see
このフレーズは文字通り、「見ての通り」という意味で使います。ただ、see は「見る」だけでなく「わかる」という意味もあるので、状況によっては「お分かりのように」という感じでも使えます。「~を見ればお分かりの通り」は、As you can see from / on / in ~ のように続けます。
(写真を見ればお分かりの通り、当ホテルは美しい熱帯植物の庭に囲まれています。)
例:As you can see in the picture, the hotel is surrounded by beautiful tropical gardens.
(御覧の通り、まだベストな整理方法が見つかっていないんです)
As you can see, we're not yet found the best way to arrange things.

■人里離れている、辺鄙なところにある、閑静なところにある ④(be) out of the way
このwayは「道」。out of the way は「道を外れている」というイメージから、「人通りの少ない、辺鄙な」という意味になります。形容詞1語で言えばremote。ちょっと遠くて立地が不便な場所を an out-of-the-way placeとあらわします。
(閑静なところにある小さなお店を知っていますよ。行きましょう)

■受け入れられる、気に入れられる、評価される ⑤go down well
go down well は「受け入れられる」「良く評価される、気に入られる」という意味。go down well with ~で「~に受ける、~受け入れられる」となります。
例:(新しい建物への引っ越しはオフィスのみんなに喜ばれた)。
Moving to a new building went down well with everyone in the office.
よく否定形で使われ、「受けない、評判がよくない」という意味になります。
(これは年末の財務報告に影響を与えるでしょう。会計チームには受け入れられないでしょうね)
This will impact year-end reporting. It won't go down well with the accounts team.

■立ち寄る ⑥stop by
stop by は「立ち寄る」。例えば、(空港に行くついでにあなたの会社に立ち寄るよ)のように使います。
I will stop by your office on my way to the airport.
「ほかの用事のついでに立ち寄る」というニュアンスがあるので、そこに行くこと自体が目的の場合は、I'll visit your office tomorrow. や、I'll come by your office tomorrow.とします。
(ああ、あなたにもっていっていただきたい本があったので、立ち寄っていただけて良かったです)
Ah, we have these books for you to collect so I'm glad you could stop by.

■忙しくて手いっぱいだ、多忙である ⑦have ones hands full
日本語の「(忙しくて)手一杯」とほとんど同じ感覚で使えるのがhava one's hands fullです。これはbe all tied upと同じ意味で、要は、be too busy(忙しすぎる)ということ。Could you give me a hand?(ちょっと手を貸してくれる)と聞かれて手づだえないときに、Sorry, I have my hands full right now.(ごめん今手一杯なんだ)と答えることができます。ちなみに会話例ではhe's got his hands full.となっていますが、このhas(have) gotはhaveと同じ意味の口語表現です。
(彼が電話をかけ直してこないのも当然だ。仕事で手一杯なんだろう)
I'm not surprised he hasn't called us back yet. I think he has his hands full.

■~できてうれしい・光栄だ、喜んで~する、謹んで~する (be) pleased to ~
会話例のHe'll be pleased to see you.(君に会えたら喜ぶ)は文字通り「~できてうれしい」ですが、be pleased to ~は定例表現の一種としてビジネス広く使われます。例えば、(ゲストとしてお迎えできればまことに光栄です。)
We would be most pleased to have you as a guest.
(ご注文の品を発送したことを謹んでお知らせします)
We're pleased to inform you that your order has been shipped.
(何か私にできることがありましたら、喜んでお手伝いいたします)
If there's anything at all I can do, I'll be pleased to help you.

■ミックは最初の6か月は本当によくやったと思うよ。---そうね、彼はすぐに仕事に取り組んでいたわね。
I think Mick did really well in his first six months. --- Yeah, he really hit the ground running.

■この店は本当に面白いよ。---そうかもね、でもちょっと不便なところにあるわよね。
The shop is really interesting. --- Maybe, but isn't it a little out of the way?

■昇給についてフランに聞いてみてもいいタイミングだと思う?---どうかしら、彼女は手一杯みたいよ。
Do you think it's a good time to ask Fran about a raise? --- I doubt it. She really has her hands full.

■またミシェルに会いたいな。---いつかこちらにお立ち寄りくださいよ。彼女もあなたに会えたら喜ぶでしょう。
I'd love to see Michelle again. --- You should stop by our place one day. She'd be glad to see you too.

■彼の冗談は観客に受けなかった。
His joke didn't go down well with the audience.

■仕事が終わったらすぐに出るわ。
I'm going to head straight out after work.

■あなたの申請が通ったことを謹んでお知らせします。
I'm pleased to inform you that your application has been accepted.

■見てお分かりのように、今月の商いは低調です。
As you can see, business is slow this month.

■英文記録30-223

■UNIT22 プロジェクトの計画・立ち上げ ②問題を検討 「建設候補地は・・・」
■マルコ:まずはいろいろな選択肢を一通り説明したいと思います。
■ニール:いいね。このスライドはあとで入手することはできますか?
■マルコ:ええ、共有ドライブに置いてありますから。
■ニール:バッチリだね、ありがとう!
Marco: First of all, I'd like to run through the different options.
Neil: That sounds great. Will we have access to these slides later?
Marco: Yes, they're on the shared drive.
Neil: Excellent, thanks!

パウェル:つまり、私たちに必要なことのほとんどは、ミラノではすでに導入されているということ?
■マルコ:その通りです。当然ながら自分の管轄している場所に新しいデータセンターが出来るのを見たいというのもあるけれど、ここの開発には投資すべき十分な根拠もあるはずです。
■ニール:それは確かだ、ミラノには有利な点がたくさんある。
パウェル:それに異を唱えるのは難しいね!
Pawel: So, you were saying much of what we need is already in place in Milan?
Marco: That's right. Naturally, I'd like to see a grand new data-center on my own patch, but there's a strong business case to develop here, too.
Neil: There's no doubt about it, Milan has a lot in its favor.
Pawel: It's difficult to argue with that!

■ニール:これについては全員が同じ認識を持っているようだね。次のステップは?
■マルコ:ハイレベルなアプローチの準備のために大まかな数字を使ったんです。
      その数字を固めてから詳細な計画立案に進む必要があります。
■ニール:いいね。それと、必要な人員がいればワルシャワから引っ張ってくるようにね。
     この件については全員が完全に連携するようにしたいんだ。
パウェル:勿論です。必要なものがあれば言ってください。
Neil: It seems we're all on the same page with this. What are the next steps?
Marco: We used some rough figure to prepare a high-level approach. We'll need to firm them up, then start the detailed planning.
Neil: Sounds great! And don't forget to pull in any staff you need from Warsaw. I'd like us all to be completely joined-up on this.
Pawel: Certainly. Anything you need, jus ask.

■~を一通り説明する、ざっと確認する、急いで読む ①run through~
run through は文字通り「走り抜ける」という意味もありますが、「急いで目を通す、さっと確認する、一通り説明する」という意味でも使われる句動詞です。ちなみにwalk throughなら「一つ一つ丁寧に説明する」ということです。
(あなたと一緒に、来週の出張の要点についてざっと確認したいのですが。)
I'd like to run through the main points for next week's business trip with you.

■所定の位置にある、準備が整っている、導入/実施されている ②in place
in placeは「所定の場所に」。「正しいところに存在している」、すなわち「(いつでも使えるように)準備が整っている」という意味でも使われます。例:パーティの準備はすべて整っている。(Everything is in place for the party.) また、「導入・実施されている」という意味にもなります。
例:新しい政策は今年の終わりまでに導入されるだろう(The new policy will be in place by the end of this year.)
(所定の位置に絵を掲げてくれれば、私が壁に固定してあげるよ)
If you hold the picture in place, I'll fix it to the wall

■説得力のある投資対効果検討書、投資すべき根拠 ③ (a) strong business case
business case は「投資対効果検討書」と訳され、事業投資の評価に必要な情報(内容や目的、収益予測、リスク分析など)を整理したものです。hava a strong business case は、「投資すべき客観的な根拠が十分にある、ビジネスで十分に勝てる条件がある」というような意味で使われます。
(この選択肢を取るのであれば、説得力のある投資対効果検討書が必要です)
We need a really strong business case if we're going to go with this option.

■疑いの余地はない。それは確かだ。間違いない。④ There's no doubt about it.
doubt(疑う)のbはsilent b、即ち発音しないbです。There's no doubt about it.は、「そこには疑う余地がない」、すなわち「まったくその通りだ」という決まり文句なります。There's を省いてNo doubt about it. とも言えます。
(間違いない、店員を増やしたことで当社の売上は増加したのだ)
There's no doubt about it, hiring more sales clerks has increased our sales.

■~に有利で(に)、~に好都合で(に) ⑤ in its favor/ in one's favor
favor は名詞で「利益」とか「味方」という意味なので、in its/one's favorは「~に有利なように、~に都合の良いように」
という意味になります。have a lot in one's favor. は「たくさんの利点がある」という意味になります。The odds/chances are in your favor. 「勝算は君にある、形勢は君に有利だ」ということです。
(それは明らかにベストな選択ではありません。利点がまったくありません)
It's clearly not the best option. There's nothing in its favor.

■共通認識を持つ、同じ考えを持っている ⑥ (be) on the same page
「同じページの上にいる」というのはつまり、「同じ認識を持っている」ということ。Are we on the same page? で「皆の認識はあっていますか」という意味になります。似たような表現で、be in the same boat というのがあります。これは「同じ船に乗っている」、つまり「みんな同じ境遇である」とか「運命共同体である」という意味。大抵よくない状況にあるときに使います。
(皆の認識が同じだとわかってよかった)
I'm glad we're on the same page.

■概算、大まかな数字、おおよその額 ⑦ rough figures
「rough=粗い」、「figure = 数字」という意味からも想像できますが、「正確ではないおおよその数字」という意味の表現です。
give me some rough figures. で「概算でいいから教えて」という意味になります。rough estimate と言っても同じ。アメリカではballpark figure という面白い表現も使われます。ballparkは「野球場」ズバリ的中してなくても、野球場の範囲内に入っていればいい、ということから「だいたいの数字」という意味になるのでしょう。What's the ballpark figure/estimate? で「だいたいの数字は?」ですが、What's the ballpark? だけでも通じます。
(すでに大まかな数字は纏めましたが、もう少し詰める必要があります)
We've put together some rough figures but they'll need a little more work.

■結束する、提携する、うまく連携する ⑧ (be) joined-up
join up は「参加する」といった意味で、 be joined-upは「結束する、力を合わせる」という意味になります。join(参加する、加わる)という動詞のイメージから類推しやすいですね。
I'd like everyone to be joined-up on this.
(この件ではみんなに結束してほしいんだ)のように使います。

■新しいプログラムはいつ始めますか?---すべての事務所がうまく連携出来たらすぐに。
When will we start the new program? --- As soon as all our offices are joined-up.

■あなたなら大きい方のホテルを選ぶ?---そうだね。そっちには利点がたくさんあるよ。
Do you think you'll choose the bigger hotel? --- I think so. It has a lot in its favor.

■損失はどれくらいになりそう?---ざっと計算してみて、また連絡します。
What are our losses going to be? --- Let me do some rough figures, and I'll get back to you.

■主要な問題はすべて取り上げました。---結構ですね。今は全員が共通認識を持てているはずです。
I think we've covered all the major issues. --- Good. We should all be on the same page now.

■君と一緒にいくつかのアイデアについてざっと確認したいんだ。
I need to run through some ideas with you.

■これは最高にお買い得ですよ。間違いありません。
This is the best value for money, there's no doubt about it.

■投資家の注意をひくためには説得力のある投資対効果検討書がなくてはいけない。
You need to have a strong business case to get investors' attention.

■会議の準備はすべて整っているので、あとは只みんなが来るのを待つだけだ。
Everything's in place for the meeting and now we just have to wait for everyone to arrive.