■英文記録29-215

■UNIT21 プロジェクトの計画・立ち上げ ①問題点を確認 「これは何とかしなければ」
■ニール:こんにちは、パウェル。また会えてうれしいよ。
パウェル:私も会えてうれしいです、ニール。来てくれてありがとう。
■ニール:いろいろと手配してくれてありがとう。
パウェル:ホテルはどうですか? よく寝られました?
■ニール:ぐっすりとね! それで最初にやることは何?
Neil: Hi, Pawel. Nice to see you again.
Pawel: Great to see you too, Neil. Thanks for coming.
Neil: Thanks for making the arrangements.
Pawel: How's the hotel? Did you sleep OK?
Neil: Like a baby! So, what's first up?

パウェル:これが先週、私がお話ししていた設備です。ここには座るスペースもほとんどありません。ここはぎゅうぎゅう詰めです。
■ニール:こりゃすごい! なるほどね。 何とかしないとな。
パウェル:ええ、そうなんです。オペレーション・チームもこの問題についてはすごく怒っています。
■ニール:そうだろうね。いつ事故が起こってもおかしくない状況だからな。
Pawel: This is the equipment I was telling you about last week. There's hardly room to sit down in here. The place is jam-packed.
Neil: Holy smoke! I see what you mean. We've got to do something about this.
Pawel: Yeah, exactly. The operations team are up in arms over it.
Neil: I bet. It's an accident waiting to happen.

パウェル:しかも夏は冷却に苦労します、すべての危機が密集しているものですから。
■ニール:冷却装置を足すことはできないの?
パウェル:今の電源設備ではだめですね。すでに限界に挑んでいる状況です。ファイルオーバーが必要な事態になったらどうなるか心配です。(この電源設備では無理だね。すでに限界が来ています。心配なのは、フェイルオーバーの際に何が起こるかということです。)
■ニール:うん。その可能性を見過ごすわけにはいかないな。
(確かに、その可能性を無視するわけにはいきませんね。)
Pawel: And in summer we struggle with cooling.
Neil: Can you add more cooling units?
Pawel: Not with this power set-up. We're already testing its limits. I worry about what would happen in a fail-over situation.
Neil: Sure. And we can't afford to ignore that possibility.

■ぐっすり眠る ①sleep like a baby
sleep like a babyで「ぐっすり眠る」という定型表現です。「赤ん坊のように」という比喩そのままのイメージですね。
「I had a very good sleep.」 、「 I slept really well. 」 と同じ意味になります。
「あまり眠れなかった」なら I couldn't sleep well. 、「昨夜は全然寝られなかった」なら I barely slept last night.
(あの仕事で30時間ぶっ続けで働いた後だし、ジェイミーはぐっすり眠るでしょう。)
Jamie will sleep like a baby after working 30 hours straight on that job.

■優先事項、最初にやること ②first up
first upはイギリスやオーストラリアで使われている口語表現で、What's first up? は「まず最初にすべきことは何?、手始めに何をやろうか?」というような意味です。標準英語であれば Where shall we start? というところです。First up, ...のように使うと、「まず最初に・・・」という導入表現になります。
(今日の会議の最初の議題は、バンガロールでの配送に関する問題ですね)
First up in today's meeting is the delivery issue in Bangalore.

■ぎゅうぎゅう詰めの、ぎっしりの、いっぱいの、ひどく混んでいる ③(be) jam-packed
jam は「無理やり押し込む」、packは「詰め込む」なので、be jam-packed は「ぎゅうぎゅうに詰め込まれた」ということ。
場所についてだけでなく、時間についても言えます。例:My schedule is jam-packed.(スケジュールがぎっしりだ)
満員電車はjam-packed trains と表現できますが、これは、sardine-packed trainsと言っても同じです。
イワシの缶詰みたいにぎゅうぎゅうに詰め込まれた」というイメージですね。
(オフィスが箱でいっぱいだ。危ないよ!)
The office is jam-packed with boxes. It's dangerous!

■ひどく怒っている、戦闘準備が出来ている ④(be) up in arms
be up in arms の arms は「武器」という意味で、これフレーズは、「武器を手に取って戦う準備をしている」というとこから「戦う気満々である」、または「ひどく怒っていってキレる寸前である」「憤慨している」という意味で使われます。
(組合は方針の転換が非合法であることを知っている。彼らはそのことについて戦う構えである)
The union know the policy changes aren't legal; they're up in arms over it.

■いつ事故になってもおかしくない ⑤an accident waiting to happen
事故が「起こるのを待っている」つまり「いつ事故が起こってもおかしくない状態」を表すフレーズです。
accidentは「偶然」という意味でもよく使われます。例:I came across the book by accident, but it changed my life forever.(この本には偶然出会ったのですが、これは私の人生をすっかり変えてしまいました)
(カーペットの上を横切ってスティーブの机につながっているケーブルは、いつ事故になってもおかしくない)
Those cables running across the carpet to Steve's desk are an accident waiting to happen.

■~に取り組む、~と格闘する、~に苦労する ⑥struggle with~
難題や難問に取り組むことを struggle with ~ と言います。例えば、We are struggling with using the new operating system.
(新しいOSと格闘中だよ)のように言います。ただ、そんなに面倒な問題でなくても struggle with ~ を使うこともあり、その場合は work on ~ を使うこともあり、その場合は work on ~ とほとんど同じ意味になります。
(君がそれに関して独りで奮闘する必要はありません)
There's no need to struggle with that on your own.

■限界を試す、限界点を探る ⑦test its limits
limitsは「限度、限界」という意味で、I know my limits.(自分の限界は知っている=力量はわきまえている)
I have my limits.(私にも限界がある=許容できる限度がある)など、いろいろな使い方が出来ます。
test its limitsは「その限界を試す」、つまり、「どこまでならOKか限界点を探る」ということです。
(彼はエンジンを何日もかけっぱなしにした。それでその限界を試しているのだ)

■~するわけにはいかない、~する余裕はない ⑧can't afford to ~
affordは「(経済的、金銭的に)余裕がある」で、I can't afford(to buy) a new car. で「新車を買う余裕はない」ですが、can't afford to ~ 「(そうするとよくない事態になるので)~するわけにはいかない、~する余裕はない」という意味でも使われます。
I can't afford to waste any more time.(これ以上時間を無駄にするわけにはいかない)
(この試合に負けるわけにはいかない=絶対勝たないと)のように使います。
We can't afford to lose this game.

■このレストランは、週末はどんな感じ?---すごく混んでいるよ。
I think Mick did really well in his first six months. --- Yeah, he really hit the ground running.

■で、山のハイキングは楽しめた?---すごく楽しんだわ。今夜はぐっすり眠れそうよ。
So did you have a good walk in the mountains? --- I sure did. I'm going to sleep like a baby tonight.

■新しい仕事ではうまくやっていますか?---いくつか苦労していることはあります。でも、うまくやっています。
Are you doing well in your new job? --- There are one or two things I'm struggling with. But, yes.

■今日は何について話し合いますか?---まあ、まずは、この計画について議論しなければいけません。
What are we talking about today? --- Well, first up, we need to discuss the project.

■この安物の棚はいつ事故になってもおかしくない。
These cheap shelves are an accident waiting to happen.

■あの試験には、とにかく失敗するわけにはいかない。
I just can't afford to fail that exam.

■ペニーは本当に、上司に対してどこまでやっていいか限界を試しているみたいだね。
Penny is really testing her limits with the boss, isn't she?

■こんな小さいことでいきり立つのはよしなさい。
Don't get up in arms over something minor like this.