■英文記録25-189

■UNIT19 パーティ、その他の交流 ④業界の集まりでトーク 「聴衆の意見を聞こう」
■ピート:君はいつも忙しいね! 今日はどこに行くんだい?
■ケイ:業界の集まりで話をしなきゃならないんだ。
■ピート:ああ、そうなんだ。どんな内容?
■ケイ:インターネット・ビジネスだよ。もう、さっさと済ませたくてしょうがないよ。
■ピート:君は楽しみにしてると思ったのに。
■ケイ:いや、これはあんまりおもしろいことにはなりそうもないんだ。
Pete: You're always on the go! where are you off to today?
Kei: I have to go and speak at that industry meeting.
Pete Oh, that's right. What's it about?
Kei: Internet business. I can't wait to get it over with.
Pete: I thought you were looking forward to it.
Kei: No, I don't think this one is going to be much fun.

■ピート:で、なんについて話すつもりなんだい?
■ケイ:インターネット企業がどうすれば、インターネットを使ってない人にものを売ることができるかって話。
■ピート:面白そうだね。どうすればいいわけ?
■ケイ:全然わからないよ! 話しながらでっちあげるしかない。
■ピート:そもそも、なんで自分から名乗りでたんだ?
■ケイ:言ってないよ。上司が、僕ができるって思いこんだんだ。
Pete: So what are you going to be talking about?
Kei: I have to talk about how Internet businesses can sell to people who aren't on the Internet.
Pete: That sounds interesting. How do they do it?
Kei: I have no idea! I'm going to have to make it up as I go along.
Pete: Why did you put yourself forward for it in the first place?
Kei: I didn't. The boss took it into her head that I could do it.

■ケイ:とにかく今回は出しゃばらないようにするよ。
■ピート:話すのは君なんだから、そうするのはかなり難しいだろう?
■ケイ:いや、僕が全部話さなきゃいけなかったら、どうにもならないよ。
■ピート:じゃあ、どうするの?
■ケイ:聴衆に提案を求めるよ。僕の代わりに、彼らがアイデアを僕に交代で教えてくれればいいんだ。
Kei: Anyway, I'm going to try to take a back seat.
Pete: You'll be hard put to do that when you are the one who is speaking.
Kei: Oh, I wouldn't get anywhere if I had to do all the talking.
Pete: So what are you going to do?
Kei: I'm going to ask for suggestions from the audience. They can take turns telling me their ideas instead.

■忙しい、あちこち動き回っている (be) on the go
■「彼はいつも忙しくしている」 He's always on the go. He's always busy. や He's always tied up with work. と同義です。
■ be on the go には「忙しく動き回っている」という語感があります。
■「彼はあちこち飛び回っているよ」He's busy jumping around. というように使います。
■「忙しそうですね」「そうなんです。ここ1週間あちこち動き回ってまして」
"You look busy." "I am; I've been on the go all week."

■さっさと片付ける、さっさと終わらせる get it over with
■ get ~ over with は口語で「~をさっさと片付ける、終わらせる」という意味で、get ~ doneと同じように使われます。
■~の部分には「あまり気乗りしないこと、面倒なこと」が入ります。
■例:出来るだけ早く課題を終わらせてしまいたい。
I want to get the assignment over with as soon as possible.
■目の前にあることを指して「さっさと終わらせちゃおうよ」と言いたいときには、仮主語の it を入れて、Let's get it over with.のように言います。
■「彼女に謝るのはあんまり気が進まないわ」「くよくよ考えてないで、さっさと謝った方がいいよ」
"I'm not looking forward to saying sorry to her." "You should stop worrying about it and just get it over with."

■~を推薦する put ~ forward
■ put forward には「提案する、提唱する」などの意味がありますが、put 人 forward for ~とすると「人を~職・任務に推薦する」という意味になります。
■ put の後に myself を入れると「自薦する、~を買って出る、~に名乗りを上げる」という意味になります。
■ 私はABC社での仕事に名乗りを上げた。 I put myself forward for a job at ABC.

■思い込む、突然思い付く take it into one's head
■唐突に何を思いついたり、おかしなことを思いこんだりすることを、take it into one's head と表現します。
■ take it into one's head that ... とすれば「…だと思い込む」
■take it into one's head to do... だと「…することを思い立つ」となります。
■例:彼女は突然インドに行こうと思い立った。 She suddenly took it into her head to go to India.
■彼女がなぜ、私が日曜に働きたがっていると思い込んだのかわからない
I don't know why she took it into her head that I would like working on Sundays.

■目立たないようにする、(誰かに立場を)譲る、二の次になる take a back seat
■ take a back seatは「後部座席に座る」ですが、これで「(主役の座を)譲る」とか「目立たないようにする」という意味になります。
■またX takes a back seat to Y のような形だと「YのためにXがおろそかになる、Xが二の次になる」という意味になります。
■製品紹介はしますが、技術的な詳細は譲ります。お任せするわ。
私は製品を紹介しますが、技術的な詳細については控えさせていただきます。それは皆さんにお任せします。
I'll introduce the product but I'll take a back seat when it comes to the technical details. I'll leave those to you.

■~するのに大変苦労する、~はほとんど不可能だ (be) hard put to ~
■「難しい状況に置かれる」という口語的な表現。 put の部分にpressed,pushed (押される)が入っても同じ意味になります。
■例:どちらを選ぶか決めるのに大変苦労した。I was hard put to decide which to choose.
■そのレポートを金曜までに終わらせるのはほぼ不可能でしょう。You'd be hard put to get this report done by Friday.
■金曜までにすべての仕事を終わらせるのはほとんど不可能だ。
I'll be hard put to finish all this work by Friday.

■まったくうまくいかない、らちが明かない、始まらない not get anywhere
■否定語(not,neverなど)+ get anywhere は、「どこにも到着しない」、つまり「成功できない」「らちが明かない」という意味。
■例えば、「リスクをとらなければ何も始まらないよ。」のように使います。
You'll never get anywhere if you don't take a risk.
■また、水掛け論になったときは、「こんな風に言い合っていても、らちが明かないよ」のようにいえます。
We won't get anywhere if we keep on arguing like this.
This argument won't get us anywhere.と言っても同じです。
■契約交渉がまったくうまくいっていません。
契約交渉は一向に進まない。
The contract talks are not getting anywhere.

■交代でする、順番に行う take turns
■このturnは「回転」ではなく「順番」という意味。
■あなたの番だよ。It's your turn.
■また順番でなにかをすることを take turns と言います。
■「順番でやろうよ」なら簡単に Let's take turns. と言えばOK。
■「何を」まで言いたい場合は、take turns(+at/in など)+動名詞 あるいは take turns + to 不定詞の形で表現しますが、動名詞だけで表す場合が多いようです。
■例:私たちは順番に自己紹介をした。
We took turns introducing ourselves.
■会社の人たちは全員が交代で台所掃除をしている。
Everyone in the office takes turns cleaning the kitchen.

■なぜスティーブをプロジェクトから外したんですか?---彼は誰にも耳を貸さないから、チームが全然うまくいかなくなってしまったの。
なぜスティーブをプロジェクトから外したのですか?--- 彼は人の話を聞かないので、チームがうまくいかなかったのです。
Why did you take Steve off of the project? --- He wouldn't listen to anyone, so the team wasn't getting anywhere.

■クラス全員が僕より物知りだ。---それでいつも議論では目立たないようにしているのね。
Everyone in the class knows so much more than me. --- So that's why you always take a back seat in discussions.

■ずっと車を運転するのは嫌だな。---交代ですればいいわよ。
I don't want to drive the whole way. --- We can take turns.

■これが、こちらにある中で一番安いカメラですか?---その価格でこれ以上のものを見つけるのは難しいですよ。
Is this the cheapest camera you have? --- You'd be hard put to find a nicer one for the price.

■さっさとそれを終わらせて、給料を上げてくれるように上司に頼んだら?
 さっさと上司に昇給をお願いしてみてはいかがでしょうか。
Why don't you get it over with and ask the boss for a raise.

■彼らは党の指導者に彼女を推薦した。
 そして、彼女を党首に推挙したのです。
They put her forward as the party leader.

ツィッターはあなたがあちこち飛び回っているときに友達と連絡を取るのにとてもいい手段だ。
 Twitterは、外出先で友人と連絡を取るのに最適な方法です。
Twitter is a great way to keep up with your friends when you're on the go.

■彼女は突然オフィスを塗り替えようと思い立った。
She's taken it into her head that the office needs to be painted.