■英文記録17-131

■UNIT13 会議・打ち合わせ ③結論を述べる「最優先するべきことは・・・」
■ケイティ:アツシ、前四半期にクリスタル社とピケラップ社にいくら払ったか、もしかして知ってる?
■アツシ:いや、今すぐにわからないけど、計算できると思うよ。
■ケイティ:どれくらいかかる?
■アツシ:ええと、今ちょっと忙しいんだよね。
■ケイティ:わかった、手伝うわ。

Katy: Atsushi, do you happen to know how much we spent with Crystal and Pickitup last quarter?
Atsushi: No, not off the top of my head, but I could figure it out.
Katy: How long will it take?
Atsushi: Well, I'm a little busy right now.
Katy: OK, I'll help you out.

■アツシ:それなら、始めようか!
■ケイティ:要するに、クリスタル社の方がずっと安ければ、全部クリスタルを使わないといけないかもしれないってことね。
■アツシ:でも、顧客サービスのことも考えないと。
■ケイティ:うちの会社は赤字なのよ。最優先するべきなのは、コストを削減することよ。
■アツシ:わかったよ。

Atsushi: In that case, let's get started!
Katy: The bottom line is, if Crystal are much cheaper, then we may have to use them for everything.
Atsushi: But we have to take customer service into account.
Katy: Our company is in the red. The first thing we have to do is save money.
Atsushi: Fair enough.

■ケイティ:さてと、このファイルに目を通した方がいい?
■アツシ:実は僕のシステムに全部の情報が入ってるんだ。5分でできるよ。
■ケイティ:やってくれる?
■アツシ:ああ、まあ僕に任せて。

Katy: Right, do you want me to look through these files?
Atsushi: Actually, I have all the info on my system. I can do it in five minutes.
Katy: Would you?
Atsushi: Yes, just leave it to me.

■(もしかして)~をご存じですか?(ところで)~を知ってたりする? Do you happen to know ... ?
■Do you know ~? に happen to で「たまたま」というニュアンスを加える表現
■相手が答えを返せなくても相手のせいではありませんよ、という意図が伝わるので、直接的なDo you know ~よりも丁寧な聞き方になる
■「バスが来ましたよ」「図書館に止まるかどうか、もしかしてご存じですか?」
"Here comes the bus." "Do you happen to know if it stops at the library?"

■ぱっと思いつく、すぐ思い出す、すぐにわかる off the top of one's head.
■「頭のてっぺんからすぐ出る」ということから、「ぱっと思い付きで」「すぐに思い出せる範囲で」という意味になります。
■何かを聞かれてすぐに答えられないとき、「すぐにはわからないな」は便利な応答表現です。
Not off the top of my head
■またぱっと浮かんだアイデアを披露するとき(ちょっとした思い付きなんだけど)のように切り出すこともできます。
It's just off the top of my head, but ...
■「パスポート番号はわかりますか?」「いえ、今すぐにはわかりません」
"Do you know your passport number?" "No, not off the top of my head."

■計算して~の答えを出す、~を考える、~を理解する figure out
■「(論理的に考えて)答えを出す」「(綿密に考えて)理解する」という意味でもよくつかわれる。
■何か難しいことの解決法が見つかったとき「あ、わかった! なるほどね!」と言ったりします。
Oh, I figure it out!
■「あなたが生まれたとき、お父さんはいくつでしたか?」「うーん、計算させてください」
”How old was your father when you were born? “ ”Um, let me figure it out."

■~を手伝う、~に手を貸す help ~ out
■I'll help you. でも、I'll help you out. でも「相手を助ける」ということに変わりはないが、help 人 out(外へ)が加わると「(人)を(困難/苦境から)助け出す」というニュアンスが出る。
■ここでいる困難・苦境は相手がいま直面している「一時的な問題」から助けてあげる、つまり「手伝う、手を貸す」くらいの意味で使われることが多い。
■「春の大掃除をしなくちゃ」「手伝ってあげる」
"I have to spring-clean the house." "I'll help you out."

■要点、肝心な点、最重要事項 The bottom line
■the bottom line とは企業の損益計算書の最下行のことで、企業にとって最も重要な数字です。
■「最終的に肝心なのは・・・、要するに・・・」のように結論を導く表現です。The bottom line is ...
■また結論的なことを言ったあとで,それが肝心な点だと加えるときの表現が That's the bottom line.
■利益を出さなければいけない。それが肝心な点だ。
We have to make money. That's the bottom line.
■「明朝、会議をする時間はありますか?」「要は、午前10時までには空港に着いていなきゃいけないんです」
"Will you have time for a meeting tomorrow morning or not?" "The bottom line is I have to be at the airport by 10 a.m."

■赤字である。 (be) in the red
■「赤字、黒字」は、英語でも the red, the black と表現です。
■「先の年度末決算は赤字/黒字だった」
Last fiscal year, we ended up in the red/black.
■赤字状態をどう脱却する?
How can we get out of the red?
■来年も黒字を維持したい
We'd like to stay in the black next year.
■「どうしてジョンが失業したかご存じですか?」「彼の会社が赤字だったんです」
"Do you know why John lost his job?" "His company was in the red."

■分かりました。それなら納得です。それで結構です。Fare enough.
■この表現は、fair=「公平な」に引きずられて考えると意味を見誤ることがあります。
■必ずしも「十分公平だね」、「まあ、それが妥当だね」という意味ではなく、OKに近い感じ。
■つまり、「了解」、「まあそれでいいでしょう」くらいの意味で使われることも多い。
■「クライアントに合うので、彼女はそれ以上長くいられなかったんです。」「それなら納得です」
"She couldn't stay any longer because she was meeting a client." "Fair enough."

■~に任せる leave it to ~
■leave it to ~ 「~の元にそれを残す」、つまり「~に任せる」ということです。
■「私に任せて」であれば Just leave it to me. 「彼に任せておこう」であれば、Let's leave it to him.
■「あとは運を天に任せよう」Leave the rest to God.
■ちなみに「それはここに置いて行って」は Just leave it here.
■「これ、どうしたらいいかわからないんですが」「私に任せてください、やっておきます」
"I don't know what to do with this." "Leave it to me, I'll take care of it."

■お昼はどこに行きたい?ーーー 決めるのはあなたに任せるわ。
Where do you want to go for lunch? --- I'll leave it to you to decide.
■この指示がさっぱり分かりません。ーーー 貸してみて。私にはわかるかも。
These instructions don't make any sense. --- Give them to me. Maybe I can figure them out.
■今週末に引っ越さなければなりません。---大変そうですね。よろしければお手伝いしますよ。
I have to move house this weekend. --- Sounds like a lot of work. I'll help you out if you like.
■ブルースは聞きたくないな。---分かった。ちがう音楽をかけましょう。
I don't want to listen to the blues. --- Fair enough. Let's put on some different music.
■このグループの責任者は誰か、もしかしてご存じですか?
Do you happen to know who is in charge of the group?
■「これをだれが書いたか教えてくれますか?」「今すぐにはわかりません、調べてみますね」
"Can you tell me who wrote this?" "Not off the top of my head. Let me look it up.
■要するに、わが社の経営は傾いている。
The bottom line is we're losing money.
■今月はわが社が初めて赤字ではなかった月だ。
This is the first month that we haven't been in the red.