■英文記録32-239

■UNIT24 プロジェクトの計画・立ち上げ ④現場の責任者に会う 「経験を生かさなくては」
■マルコ:こちらはタカ・ウエダです。このフロアの配置をどうするかを彼が見てくれています。
■タカ:お会いできてうれしいです!
■ニール:やっと会えてうれしいよ、タカ。顔と名前を一致させられるのはとてもうれしいことだ。
■タカ:どうも、ニール。実は、僕たちがまとめた計画にアイデアを提供してくれたことにお礼を言いたいと思っていたんです。
Marco: This is Taka Ueda. He's been taking a look at how we arrange the floor space.
Taka: Nice to meet you!
Neil: Good to meet you at last, Taka. It's great to put a face to the name!
Taka: Thanks. Neil. Actually I've been wanting to thank you for your ideas on the plans we put together.

■タカ:機器をこんな風に数列に並べて配置すると、機械の間を空気が通りやすくなります。
■ニール:これからもっとスペースが必要になった場合はどうなる? ワルシャワですでに学んでいることは、考えに入れておかねばならない。
■マルコ:そうですね。あのセンターが作られたとき、誰も今のような状況になるとは予想していませんでしたし。
■タカ:大丈夫でしょう。QAフロアはかなり頑丈です。天井の高さも現状で必要な高さよりあります。
Taka: If we arrange the equipment in rows like this, it'll be easier for air to flow between the machines.
Neil: How about if we need more space in the future? we have to take on board what we've learned already in Warsaw.
Marco: That's true. When that center was built, nobody would've expected the situation we have now.
Taka: It should be fine. The raised floor is pretty strong. This room is also taller than we need right now.

■ニール:この件に尽力してくれてありがとう、タカ。
■タカ:どういたしまして。この段階でチームに加われるのはうれしいですよ。
■マルコ:今日はだいぶいろいろなことを前に進めたと思いますよ。
■ニール:そういうことだね。じゃあ、いつもマルコが話している素晴らしいイタリアンレストランのいくつかを利用してみるのはどうかな。
Neil: Thank you for your hard work on all this, Taka.
Taka: No problem. It's great to be part of the team at this stage of the process.
Marco: I think we've really moved things forward today.
Neil: That's the idea. Now, how about we take advantage of some of these excellent Italian restaurants Marco is always telling us about?

■もうちょっと見てみる、調べてみる、確認する ①take a look
名詞のlook を使ってtake a look や have a lookというと、「ちょっと見る、さっと見る」というニュアンスになります。
「何を」みるかはat ~で表現します。また、lookの前にgood(十分な)、careful(注意深い)、close(綿密な)などの形容詞を置けば、「じっくり見る」になります。
(恐らく、今日全部やる時間はないと思うのですが、ちょっと見ておきます)
I probably won't have time to do the whole thing today, but I will take a look.

■顔と名前を一致させる、名前だけ知っている人に実際に会う ②put a face to the name
名前だけ知っていたとか、メールや電話でやり取りはしていたけれど、面識はなかった人に実際に会った時、It's great to put a face to the name.
(とても頻繁に電話で話していた販売部長とついに会い、ようやく顔と名前が一致して嬉しかった。)
It was great to meet our sales director after speaking so often on the phone, and finally put a face to name!

■組み立てる、(考えなどを)まとめる、企画する ③ put together
put together は「寄せ集める、組み立てる」から広がって、「アイデアや意見を集約する」、「(原稿などを本に)編集する」、「(出し物などを)企画する」など、いろいろな意味で使われます。例えば、「展示会用に新しいパンフレットを作らなきゃ」
(We need to put together new brochures for the exhibition.) ここで、put together は、make や prepare と同義で使われています。
(来週の会議のためのデータをまとめる機会をまだ持ててない)
I haven't had a chance to put together the data for next week's meeting yet.

■数列になっている、きちんと列に並べられている ④ in rows
row は「列」で、in rowsは「数列に(きちんと)並べられた状態である」ということ。例えば The new products are lined up in rows. 「新製品が列にきちんと並べられている」という意味。単数形で in row とすれば「一列になっている」。
例:彼らは外で一列になって待っていた。 They all waited outside in a row.
in a row には「連続して」という意味もあります。
例:彼らは5年連続でタイトルを獲得した。They won the title five years in a row.
(このプログラムは、データと支店名を列に並べて表示します)
This program displays the data with the branch names listed in rows.

■現段階で、現時点で ⑤at this stage of the process
直訳すると「一連の過程の中のこの段階で」ですが、要は、at this stage(現段階で)、at this time(現時点で)ということ。回りくどいですが、「プロジェクトの進捗を意識していますよ」という気持ちを表すフレーズです。proces の他にphase(局面、段階)を使うこともあります。
(現時点で我々にできるのは彼らのフォローを続けることだけです)
Following up with them is really all we can do at this sage of the process.

■~を前進させる、~を進展させる ⑥move ~ forward
文字通り、「前へ動かす」、すなわち「前進させる、進展させる」という意味で、言い換えれば、resoleve issues and make progress (問題を解決して進歩する)ということ。会話例では moved things forward で「いろいろなことを前進させた」=「いろんな進展があった」という意味で使われています。
(今朝の我々の働きで物事がかなり進展したので、今では明確な計画が立っている)
Our work this morning has really moved things forward; we now have a clear plan.

■そういうこと。その調子。それが大事。それが狙い。⑦ That's the idea.
That's the idea.は「それこそが考え方です」=「そういうこと」。会話で、自分が伝えたかったことを相手がしっかりつかんでいると感じたとき、相槌として That's the idea. (そうそう、そういうこと。よくお分かりですね)といったりします。何かを教えてあげて、相手がそのコツをつかんだように思えたときにも、That's the idea! (その調子!)と励ますことができます。
(この取引で利益を上げられるだろう、それが狙いだ!)
With this deal we'll make a profit, and that's the idea! 

■~をうまく利用する、~を生かす、~に大いに活用する ⑧ take advantage of ~
take advantage of ~には「自分の都合のいいように利用する」というニュアンスもあり、Don't take advantage of her kindness. (彼女の好意に付け込んじゃダメだよ)のようにも使いますが、ビジネスなどの場面では「機会を十分に生かす」「大いに利用する」という意味でも使います。We should take advantage of the night view from this table.(このテーブルから見える夜景を大いに楽しまなくては)という表現も可能です。
(市場におけるわが社の確固たる地位をうまく利用することが重要だ)
It's important that we take advantage of our strong market position.

■今夜は何を計画しているの?---ええと、友達のためにちょっとしたディナーパーティを企画しているんだ
What are you planning to do tonight? --- Well, I've put together a little dinner party for some friends.

■じゃあ、どちらのフロアも開発部用ってこと?---うん。そういうことなんだ。
So both floors will be for development, is that right? --- Yes. That's the idea.

■経営陣の会議は何時から?---スケジュールを確認してみます。
What time is the management talk on? --- Let me take a look at the schedule.

■このプロジェクトは費用がかなり掛かりそうですか?---現段階ではまだわかりません。
Is this project going to be expensive? --- At this stage of the process, it's difficult to tell.

■ジョンに会えた今、ようやく名前と顔が一致した。
Now that I've met John, I can finally put a face to the name.

■その箱を床に並べてください。
Place the boxes in rows on the floor.

■物事が前進したら支払いの件もお願いします。
We can talk about payment when we've moved things forward.

円高をうまく生かさなきゃ。
You should take advantage of the strong yen.

■英文記録31-231

■UNIT23 プロジェクトの計画・立ち上げ ③建設予定地を訪問 「アクセスがいい場所ですよ」
■マルコ:こんにちは、ニール。調子は?
■ニール:上々だよ、ありがとう! ここまでの旅はすごく楽だったし。
■マルコ:良かった。すぐに出発しましょうか?
■ニール:そうだね、直ちに取り掛かろう!
Marco: Hi Neil. How's it going?
Neil: Great, thanks! The trip was very smooth.
Marco: Good stuff. Shall we head straight out?
Neil: Sure, let's hit the ground running!

■ニール:なるほど、ここなんだね! うちの新しいデータセンターの建設地は。
■マルコ:そう! 御覧の通り、静かで人里離れた場所にありますが、幹線道路や鉄道の駅からはアクセスしやすいですよ。
■ニール:完璧だね。素敵な田園地帯じゃないか。
■マルコ:ええ、きれいですね。ここに建設するのは気が咎めるくらいです、本当に。でも新しい働き口が増えることは、地元のコミュニティにもよく受け止められるでしょう。
Neil: So this is it! Our new data center location.
Marco: Yup! As you can see, it's quiet and out of the way but easy to access from the main road and railway station.
Neil: Perfect. It's lovely countryside, isn't it?
Marco: Year, it's beautiful. Almost a shame to build here, really. But new jobs will go down well with the local community.

パウェル:どーも、ニール。折り返し電話をくれてありがとう。今日の訪問はどうだったかと思って。
■ニール:どういたしました。いや、すごくうまくいったよ。素晴らしい場所だ。いつか、ここに来て見てみるといいよ。この計画について君の考えをきかせてほしい。
パウェル:それは本当にいいですね。今月末にそちらに立ち寄るつもりだったんです。サービスをどう移管し始めるかをマルコと話し合うために行かなければいけないので。
■ニール:彼はここでやっていることすべてで手いっぱいのようだけど、きっと君に逢えたら喜ぶだろう。
Pawel: Hi Neil. Thanks for calling back. I just wondered how the visit went today.
Neil: No problem. It went really well, actually. It's a great location. You should come down and see it some time, share your ideas on the plans.
Pawel: That'd be great actually. I was thinking of stopping by at the end of the month. I have to come down to discuss how we're going to start moving services with Marco.
Neil: It seems he's got his hands full with everything we're doing here, but I'm sure he'll be pleased to see you.

■すぐに出発する ①head straight out
head out だけで「出発する」という意味ですが、ここにstraight が加わって「すぐに出発する」ということになります。head straight off と言っても同じ。 off や out は「今いる場所から離れる」という意味で使われています。
(今日はたくさんの支店を訪れることになっているから、すぐに出発しよう)
We have a lot of branches to visit today, so let's head straight out.

■直ちに取り掛かる、しっかり取り組む ②hit the ground running
hit the ground running は文字通りの「走りながら着地する、着地するや否や走り出す」というイメージから、「首尾よく仕事に着手する」という意味で使われる慣用表現です。また「最初から全力で取り組む」というような意味合いもあります。「早速取り掛かろう」ならLet's hit the ground running. Let's get on with it. と言っても同じです。
(彼女は無駄にせず、直ちに仕事に取り掛かった)
She wasted no time and hit the ground running.

■見ての通り、お分かりのように ③as you can see
このフレーズは文字通り、「見ての通り」という意味で使います。ただ、see は「見る」だけでなく「わかる」という意味もあるので、状況によっては「お分かりのように」という感じでも使えます。「~を見ればお分かりの通り」は、As you can see from / on / in ~ のように続けます。
(写真を見ればお分かりの通り、当ホテルは美しい熱帯植物の庭に囲まれています。)
例:As you can see in the picture, the hotel is surrounded by beautiful tropical gardens.
(御覧の通り、まだベストな整理方法が見つかっていないんです)
As you can see, we're not yet found the best way to arrange things.

■人里離れている、辺鄙なところにある、閑静なところにある ④(be) out of the way
このwayは「道」。out of the way は「道を外れている」というイメージから、「人通りの少ない、辺鄙な」という意味になります。形容詞1語で言えばremote。ちょっと遠くて立地が不便な場所を an out-of-the-way placeとあらわします。
(閑静なところにある小さなお店を知っていますよ。行きましょう)

■受け入れられる、気に入れられる、評価される ⑤go down well
go down well は「受け入れられる」「良く評価される、気に入られる」という意味。go down well with ~で「~に受ける、~受け入れられる」となります。
例:(新しい建物への引っ越しはオフィスのみんなに喜ばれた)。
Moving to a new building went down well with everyone in the office.
よく否定形で使われ、「受けない、評判がよくない」という意味になります。
(これは年末の財務報告に影響を与えるでしょう。会計チームには受け入れられないでしょうね)
This will impact year-end reporting. It won't go down well with the accounts team.

■立ち寄る ⑥stop by
stop by は「立ち寄る」。例えば、(空港に行くついでにあなたの会社に立ち寄るよ)のように使います。
I will stop by your office on my way to the airport.
「ほかの用事のついでに立ち寄る」というニュアンスがあるので、そこに行くこと自体が目的の場合は、I'll visit your office tomorrow. や、I'll come by your office tomorrow.とします。
(ああ、あなたにもっていっていただきたい本があったので、立ち寄っていただけて良かったです)
Ah, we have these books for you to collect so I'm glad you could stop by.

■忙しくて手いっぱいだ、多忙である ⑦have ones hands full
日本語の「(忙しくて)手一杯」とほとんど同じ感覚で使えるのがhava one's hands fullです。これはbe all tied upと同じ意味で、要は、be too busy(忙しすぎる)ということ。Could you give me a hand?(ちょっと手を貸してくれる)と聞かれて手づだえないときに、Sorry, I have my hands full right now.(ごめん今手一杯なんだ)と答えることができます。ちなみに会話例ではhe's got his hands full.となっていますが、このhas(have) gotはhaveと同じ意味の口語表現です。
(彼が電話をかけ直してこないのも当然だ。仕事で手一杯なんだろう)
I'm not surprised he hasn't called us back yet. I think he has his hands full.

■~できてうれしい・光栄だ、喜んで~する、謹んで~する (be) pleased to ~
会話例のHe'll be pleased to see you.(君に会えたら喜ぶ)は文字通り「~できてうれしい」ですが、be pleased to ~は定例表現の一種としてビジネス広く使われます。例えば、(ゲストとしてお迎えできればまことに光栄です。)
We would be most pleased to have you as a guest.
(ご注文の品を発送したことを謹んでお知らせします)
We're pleased to inform you that your order has been shipped.
(何か私にできることがありましたら、喜んでお手伝いいたします)
If there's anything at all I can do, I'll be pleased to help you.

■ミックは最初の6か月は本当によくやったと思うよ。---そうね、彼はすぐに仕事に取り組んでいたわね。
I think Mick did really well in his first six months. --- Yeah, he really hit the ground running.

■この店は本当に面白いよ。---そうかもね、でもちょっと不便なところにあるわよね。
The shop is really interesting. --- Maybe, but isn't it a little out of the way?

■昇給についてフランに聞いてみてもいいタイミングだと思う?---どうかしら、彼女は手一杯みたいよ。
Do you think it's a good time to ask Fran about a raise? --- I doubt it. She really has her hands full.

■またミシェルに会いたいな。---いつかこちらにお立ち寄りくださいよ。彼女もあなたに会えたら喜ぶでしょう。
I'd love to see Michelle again. --- You should stop by our place one day. She'd be glad to see you too.

■彼の冗談は観客に受けなかった。
His joke didn't go down well with the audience.

■仕事が終わったらすぐに出るわ。
I'm going to head straight out after work.

■あなたの申請が通ったことを謹んでお知らせします。
I'm pleased to inform you that your application has been accepted.

■見てお分かりのように、今月の商いは低調です。
As you can see, business is slow this month.

■英文記録30-223

■UNIT22 プロジェクトの計画・立ち上げ ②問題を検討 「建設候補地は・・・」
■マルコ:まずはいろいろな選択肢を一通り説明したいと思います。
■ニール:いいね。このスライドはあとで入手することはできますか?
■マルコ:ええ、共有ドライブに置いてありますから。
■ニール:バッチリだね、ありがとう!
Marco: First of all, I'd like to run through the different options.
Neil: That sounds great. Will we have access to these slides later?
Marco: Yes, they're on the shared drive.
Neil: Excellent, thanks!

パウェル:つまり、私たちに必要なことのほとんどは、ミラノではすでに導入されているということ?
■マルコ:その通りです。当然ながら自分の管轄している場所に新しいデータセンターが出来るのを見たいというのもあるけれど、ここの開発には投資すべき十分な根拠もあるはずです。
■ニール:それは確かだ、ミラノには有利な点がたくさんある。
パウェル:それに異を唱えるのは難しいね!
Pawel: So, you were saying much of what we need is already in place in Milan?
Marco: That's right. Naturally, I'd like to see a grand new data-center on my own patch, but there's a strong business case to develop here, too.
Neil: There's no doubt about it, Milan has a lot in its favor.
Pawel: It's difficult to argue with that!

■ニール:これについては全員が同じ認識を持っているようだね。次のステップは?
■マルコ:ハイレベルなアプローチの準備のために大まかな数字を使ったんです。
      その数字を固めてから詳細な計画立案に進む必要があります。
■ニール:いいね。それと、必要な人員がいればワルシャワから引っ張ってくるようにね。
     この件については全員が完全に連携するようにしたいんだ。
パウェル:勿論です。必要なものがあれば言ってください。
Neil: It seems we're all on the same page with this. What are the next steps?
Marco: We used some rough figure to prepare a high-level approach. We'll need to firm them up, then start the detailed planning.
Neil: Sounds great! And don't forget to pull in any staff you need from Warsaw. I'd like us all to be completely joined-up on this.
Pawel: Certainly. Anything you need, jus ask.

■~を一通り説明する、ざっと確認する、急いで読む ①run through~
run through は文字通り「走り抜ける」という意味もありますが、「急いで目を通す、さっと確認する、一通り説明する」という意味でも使われる句動詞です。ちなみにwalk throughなら「一つ一つ丁寧に説明する」ということです。
(あなたと一緒に、来週の出張の要点についてざっと確認したいのですが。)
I'd like to run through the main points for next week's business trip with you.

■所定の位置にある、準備が整っている、導入/実施されている ②in place
in placeは「所定の場所に」。「正しいところに存在している」、すなわち「(いつでも使えるように)準備が整っている」という意味でも使われます。例:パーティの準備はすべて整っている。(Everything is in place for the party.) また、「導入・実施されている」という意味にもなります。
例:新しい政策は今年の終わりまでに導入されるだろう(The new policy will be in place by the end of this year.)
(所定の位置に絵を掲げてくれれば、私が壁に固定してあげるよ)
If you hold the picture in place, I'll fix it to the wall

■説得力のある投資対効果検討書、投資すべき根拠 ③ (a) strong business case
business case は「投資対効果検討書」と訳され、事業投資の評価に必要な情報(内容や目的、収益予測、リスク分析など)を整理したものです。hava a strong business case は、「投資すべき客観的な根拠が十分にある、ビジネスで十分に勝てる条件がある」というような意味で使われます。
(この選択肢を取るのであれば、説得力のある投資対効果検討書が必要です)
We need a really strong business case if we're going to go with this option.

■疑いの余地はない。それは確かだ。間違いない。④ There's no doubt about it.
doubt(疑う)のbはsilent b、即ち発音しないbです。There's no doubt about it.は、「そこには疑う余地がない」、すなわち「まったくその通りだ」という決まり文句なります。There's を省いてNo doubt about it. とも言えます。
(間違いない、店員を増やしたことで当社の売上は増加したのだ)
There's no doubt about it, hiring more sales clerks has increased our sales.

■~に有利で(に)、~に好都合で(に) ⑤ in its favor/ in one's favor
favor は名詞で「利益」とか「味方」という意味なので、in its/one's favorは「~に有利なように、~に都合の良いように」
という意味になります。have a lot in one's favor. は「たくさんの利点がある」という意味になります。The odds/chances are in your favor. 「勝算は君にある、形勢は君に有利だ」ということです。
(それは明らかにベストな選択ではありません。利点がまったくありません)
It's clearly not the best option. There's nothing in its favor.

■共通認識を持つ、同じ考えを持っている ⑥ (be) on the same page
「同じページの上にいる」というのはつまり、「同じ認識を持っている」ということ。Are we on the same page? で「皆の認識はあっていますか」という意味になります。似たような表現で、be in the same boat というのがあります。これは「同じ船に乗っている」、つまり「みんな同じ境遇である」とか「運命共同体である」という意味。大抵よくない状況にあるときに使います。
(皆の認識が同じだとわかってよかった)
I'm glad we're on the same page.

■概算、大まかな数字、おおよその額 ⑦ rough figures
「rough=粗い」、「figure = 数字」という意味からも想像できますが、「正確ではないおおよその数字」という意味の表現です。
give me some rough figures. で「概算でいいから教えて」という意味になります。rough estimate と言っても同じ。アメリカではballpark figure という面白い表現も使われます。ballparkは「野球場」ズバリ的中してなくても、野球場の範囲内に入っていればいい、ということから「だいたいの数字」という意味になるのでしょう。What's the ballpark figure/estimate? で「だいたいの数字は?」ですが、What's the ballpark? だけでも通じます。
(すでに大まかな数字は纏めましたが、もう少し詰める必要があります)
We've put together some rough figures but they'll need a little more work.

■結束する、提携する、うまく連携する ⑧ (be) joined-up
join up は「参加する」といった意味で、 be joined-upは「結束する、力を合わせる」という意味になります。join(参加する、加わる)という動詞のイメージから類推しやすいですね。
I'd like everyone to be joined-up on this.
(この件ではみんなに結束してほしいんだ)のように使います。

■新しいプログラムはいつ始めますか?---すべての事務所がうまく連携出来たらすぐに。
When will we start the new program? --- As soon as all our offices are joined-up.

■あなたなら大きい方のホテルを選ぶ?---そうだね。そっちには利点がたくさんあるよ。
Do you think you'll choose the bigger hotel? --- I think so. It has a lot in its favor.

■損失はどれくらいになりそう?---ざっと計算してみて、また連絡します。
What are our losses going to be? --- Let me do some rough figures, and I'll get back to you.

■主要な問題はすべて取り上げました。---結構ですね。今は全員が共通認識を持てているはずです。
I think we've covered all the major issues. --- Good. We should all be on the same page now.

■君と一緒にいくつかのアイデアについてざっと確認したいんだ。
I need to run through some ideas with you.

■これは最高にお買い得ですよ。間違いありません。
This is the best value for money, there's no doubt about it.

■投資家の注意をひくためには説得力のある投資対効果検討書がなくてはいけない。
You need to have a strong business case to get investors' attention.

■会議の準備はすべて整っているので、あとは只みんなが来るのを待つだけだ。
Everything's in place for the meeting and now we just have to wait for everyone to arrive.

■英文記録29-215

■UNIT21 プロジェクトの計画・立ち上げ ①問題点を確認 「これは何とかしなければ」
■ニール:こんにちは、パウェル。また会えてうれしいよ。
パウェル:私も会えてうれしいです、ニール。来てくれてありがとう。
■ニール:いろいろと手配してくれてありがとう。
パウェル:ホテルはどうですか? よく寝られました?
■ニール:ぐっすりとね! それで最初にやることは何?
Neil: Hi, Pawel. Nice to see you again.
Pawel: Great to see you too, Neil. Thanks for coming.
Neil: Thanks for making the arrangements.
Pawel: How's the hotel? Did you sleep OK?
Neil: Like a baby! So, what's first up?

パウェル:これが先週、私がお話ししていた設備です。ここには座るスペースもほとんどありません。ここはぎゅうぎゅう詰めです。
■ニール:こりゃすごい! なるほどね。 何とかしないとな。
パウェル:ええ、そうなんです。オペレーション・チームもこの問題についてはすごく怒っています。
■ニール:そうだろうね。いつ事故が起こってもおかしくない状況だからな。
Pawel: This is the equipment I was telling you about last week. There's hardly room to sit down in here. The place is jam-packed.
Neil: Holy smoke! I see what you mean. We've got to do something about this.
Pawel: Yeah, exactly. The operations team are up in arms over it.
Neil: I bet. It's an accident waiting to happen.

パウェル:しかも夏は冷却に苦労します、すべての危機が密集しているものですから。
■ニール:冷却装置を足すことはできないの?
パウェル:今の電源設備ではだめですね。すでに限界に挑んでいる状況です。ファイルオーバーが必要な事態になったらどうなるか心配です。(この電源設備では無理だね。すでに限界が来ています。心配なのは、フェイルオーバーの際に何が起こるかということです。)
■ニール:うん。その可能性を見過ごすわけにはいかないな。
(確かに、その可能性を無視するわけにはいきませんね。)
Pawel: And in summer we struggle with cooling.
Neil: Can you add more cooling units?
Pawel: Not with this power set-up. We're already testing its limits. I worry about what would happen in a fail-over situation.
Neil: Sure. And we can't afford to ignore that possibility.

■ぐっすり眠る ①sleep like a baby
sleep like a babyで「ぐっすり眠る」という定型表現です。「赤ん坊のように」という比喩そのままのイメージですね。
「I had a very good sleep.」 、「 I slept really well. 」 と同じ意味になります。
「あまり眠れなかった」なら I couldn't sleep well. 、「昨夜は全然寝られなかった」なら I barely slept last night.
(あの仕事で30時間ぶっ続けで働いた後だし、ジェイミーはぐっすり眠るでしょう。)
Jamie will sleep like a baby after working 30 hours straight on that job.

■優先事項、最初にやること ②first up
first upはイギリスやオーストラリアで使われている口語表現で、What's first up? は「まず最初にすべきことは何?、手始めに何をやろうか?」というような意味です。標準英語であれば Where shall we start? というところです。First up, ...のように使うと、「まず最初に・・・」という導入表現になります。
(今日の会議の最初の議題は、バンガロールでの配送に関する問題ですね)
First up in today's meeting is the delivery issue in Bangalore.

■ぎゅうぎゅう詰めの、ぎっしりの、いっぱいの、ひどく混んでいる ③(be) jam-packed
jam は「無理やり押し込む」、packは「詰め込む」なので、be jam-packed は「ぎゅうぎゅうに詰め込まれた」ということ。
場所についてだけでなく、時間についても言えます。例:My schedule is jam-packed.(スケジュールがぎっしりだ)
満員電車はjam-packed trains と表現できますが、これは、sardine-packed trainsと言っても同じです。
イワシの缶詰みたいにぎゅうぎゅうに詰め込まれた」というイメージですね。
(オフィスが箱でいっぱいだ。危ないよ!)
The office is jam-packed with boxes. It's dangerous!

■ひどく怒っている、戦闘準備が出来ている ④(be) up in arms
be up in arms の arms は「武器」という意味で、これフレーズは、「武器を手に取って戦う準備をしている」というとこから「戦う気満々である」、または「ひどく怒っていってキレる寸前である」「憤慨している」という意味で使われます。
(組合は方針の転換が非合法であることを知っている。彼らはそのことについて戦う構えである)
The union know the policy changes aren't legal; they're up in arms over it.

■いつ事故になってもおかしくない ⑤an accident waiting to happen
事故が「起こるのを待っている」つまり「いつ事故が起こってもおかしくない状態」を表すフレーズです。
accidentは「偶然」という意味でもよく使われます。例:I came across the book by accident, but it changed my life forever.(この本には偶然出会ったのですが、これは私の人生をすっかり変えてしまいました)
(カーペットの上を横切ってスティーブの机につながっているケーブルは、いつ事故になってもおかしくない)
Those cables running across the carpet to Steve's desk are an accident waiting to happen.

■~に取り組む、~と格闘する、~に苦労する ⑥struggle with~
難題や難問に取り組むことを struggle with ~ と言います。例えば、We are struggling with using the new operating system.
(新しいOSと格闘中だよ)のように言います。ただ、そんなに面倒な問題でなくても struggle with ~ を使うこともあり、その場合は work on ~ を使うこともあり、その場合は work on ~ とほとんど同じ意味になります。
(君がそれに関して独りで奮闘する必要はありません)
There's no need to struggle with that on your own.

■限界を試す、限界点を探る ⑦test its limits
limitsは「限度、限界」という意味で、I know my limits.(自分の限界は知っている=力量はわきまえている)
I have my limits.(私にも限界がある=許容できる限度がある)など、いろいろな使い方が出来ます。
test its limitsは「その限界を試す」、つまり、「どこまでならOKか限界点を探る」ということです。
(彼はエンジンを何日もかけっぱなしにした。それでその限界を試しているのだ)

■~するわけにはいかない、~する余裕はない ⑧can't afford to ~
affordは「(経済的、金銭的に)余裕がある」で、I can't afford(to buy) a new car. で「新車を買う余裕はない」ですが、can't afford to ~ 「(そうするとよくない事態になるので)~するわけにはいかない、~する余裕はない」という意味でも使われます。
I can't afford to waste any more time.(これ以上時間を無駄にするわけにはいかない)
(この試合に負けるわけにはいかない=絶対勝たないと)のように使います。
We can't afford to lose this game.

■このレストランは、週末はどんな感じ?---すごく混んでいるよ。
I think Mick did really well in his first six months. --- Yeah, he really hit the ground running.

■で、山のハイキングは楽しめた?---すごく楽しんだわ。今夜はぐっすり眠れそうよ。
So did you have a good walk in the mountains? --- I sure did. I'm going to sleep like a baby tonight.

■新しい仕事ではうまくやっていますか?---いくつか苦労していることはあります。でも、うまくやっています。
Are you doing well in your new job? --- There are one or two things I'm struggling with. But, yes.

■今日は何について話し合いますか?---まあ、まずは、この計画について議論しなければいけません。
What are we talking about today? --- Well, first up, we need to discuss the project.

■この安物の棚はいつ事故になってもおかしくない。
These cheap shelves are an accident waiting to happen.

■あの試験には、とにかく失敗するわけにはいかない。
I just can't afford to fail that exam.

■ペニーは本当に、上司に対してどこまでやっていいか限界を試しているみたいだね。
Penny is really testing her limits with the boss, isn't she?

■こんな小さいことでいきり立つのはよしなさい。
Don't get up in arms over something minor like this.

■英文記録28

■従業員各位 To All Employees
■パドリティクス社は、すべての新入社員の入社を歓迎したいと思います。
Padolytics Inc. would like to welcome on board all of our new employees.

■皆さんの専攻や、当社でのポジションにかかわらず、わが社の最先端の製品の創造と製造のコツを掴むうちに、常にリラックスした状態でいられるようになることを期待しています。
No matter what you majored in or what your position is with our company, we hope that as you learn the ropes creating and building our state-of-the-art products, you will always feel at home.

■パドリティクス社が決して手を抜かない2つのこと、それは製品の品質と従業員の満足です。
Two things that Padolytics will never cut corners on are product quality and employee happiness.

■それは健康と安全も含みます。
That includes health and safety.

■わが社は、仕事が健康の二の次になるようなことがあってはいけないと考えています。
X takes a back seat to Y のような形だと「YのためにXがおろそかになる、Xが二の次になる」
We believe your work should never take a back seat to your health.

■皆さんはこの会社の大事な一部です。皆さんの幸せはわが社の幸せです。
You are the most important part of this company, and your happiness is our happiness.

■どんな会社でもストレスは労働者の大きな問題です。
Stress is a major problem for workers in any company.

■職場で、ストレスで参ってしまう可能性は誰にでもあり、ストレスの感じ方はみな違います。
Anyone can be stressed out at work, and everyone experiences stress differently.

■ほとんどだれもが経験することです。
It happens almost everyone.

■そしてストレスや不満を感じた従業員は時にどうしたらいいか全くわからなくなってしまうことがあります。
And when employees feel stressed or unhappy, they sometimes don't know which way to turn.

■ストレスを感じている人はたいてい、それを個人的な問題だと思って、不快な感情を我慢してしまいます。
More often than not, people experiencing stress put up with their feelings of unhappiness, believing that it is a personal problem.

■そのうち状況もよくなるだろうと思っています。■これも実際、真実かもしれません。
They believe that in time things will turn around. This may even be true.

■しかし、もしストレスが行きすぎたら、それは健康問題を含めて、もっと大きい問題を引き起こすこともあります。
But if you let stress go too far, it can lead to much larger problems, including health issues.

■それは誰のためにもなりません。
And that isn't good for anyone.

■パドリティクス社は、あなたが専門家に相談することを喜んでサポートします。■そして、あなたが抱える問題の個人的な詳細情報は、決して誰にも漏らしません。
Padolytics will be happy to help you talk to an expert, and we will never give anyone the private details of your problem.

■上司に知らせる必要すらありません。
There isn't even any need to inform your boss.

■ただ、この文書の最後にある「ヘルスセンター」の電話番号をご利用ください。
Just use the "Health Center" phone number at the end of this document.

■ヘルスセンターへの電話が経営陣に報告されることはありませんし、常に内密にします。
Calls to the Health Center are not reported to management and are always kept private.

■上司に打ち明けるときは、健康上の問題を報告することであなたが面倒に巻き込まれることのないようにするとお約束します。
And if you do tell your boss, we promise you will never get in trouble for reporting a health problem.

■もし何らかの理由で仕事中に安全性の問題に遭遇したら、誰かに至急報告するようお願いします。
if for some reason you run into a safety issue at work, we also ask that you report it to someone as soon as possible.

■適切に解決されていないと思われる問題や危険を報告していただくため、下記の「労働安全課」の番号で、いつでも電話を受け付けています。
The "Work Safety" number below can be called at any time to report problems or dangers that you feel are not being solved properly.

■パドリティクス社では、従業員の信頼は手に入れにくいものであってはならないと考えています。但し、それは獲得されるべきものなのです。
At Padolytics we believe that employee trust shouldn't be hard to come by. But it does have to be earned.

■このメッセージは誰に向けたものだと考えられますか?
a. 会社の新入社員 b. 新聞記者 c. 会議に出席しているマネージャ
Who is this message most likely for?
a. New employees at a company
b. Newspaper reporters
c. Managers attending a meeting

■このメッセージの中心的な話題は?
a. 新しい最先端の製品 b. 職場での健康と安全 c. 会社の採用プロセス
What is the main topic of this message?
a. New state-of-the-art products
b. Health and safety in the workplace
c. Hiring process of the company

■従業員はどのようにヘルスセンターに連絡できる?
a. 上司に紹介してくれるよう頼む b. 会社のウエブサイトにあるフォームに記入する c. メッセージの最後にある番号に電話する
How can employees contact the Health Center?
a. By asking their boss to introduce them.
b. By filling in a form on the company website.
c. By calling the number at the bottom of the message.